ちょっと前ですが、7月1日、相続税・贈与税の算定の基礎となる平成25年分
路線価が国税庁より発表されました。
全国約36万地点の標準宅地の増減率は平均で前年比1.8%ダウンと5年連
続下落しました。宮城(1.7%)・愛知(0.1%)の2県が上昇しておりますが、
その他はいずれも下落。過去5年に比べると下落率は減りましたが以前下落
傾向です。
そんな中最高路線価上昇率全国1~3位を大阪が占めました!!
1位 阿倍野区 35.1%アップ → あべのハルカス効果
2位 北区 17.4%アップ → グランフロント効果
3位 天王寺区 10.4%アップ → あべのハルカス効果
大型施設ができた事により一気に評価が上がったのでしょう。
大阪が上位を占めるのは嬉しい限りです!
さて、もしそのような土地の所有者だったら・・・・嬉しいでしょうか??
①売却を検討中 → 時価が上がっているので売値の増期待???
②このまま所有で自己利用 → 気分は良いが固定資産税が増えて経費増
③このまま所有で貸している → 賃料の増が期待できる??
④近々?相続が発生するかも?贈与するかも? →評価増により税金増!!
問題は④ですね。
当たり前ですが、相続は時期を選べません。(贈与は選べます)
たった1日違い(24年と25年)で財産が増えてしまいます。
所有者にとってはアベノミクスによる景気回復は嬉しくない!という事になり
ます。
ただし、このような上昇・下落をするのは特定地域のみかと思います。
一般的な住宅などはそんなに変わりません。
近畿2府4県でも平均すると、、
大阪・滋賀・・・・・・・ 0.8%減
京都・兵庫・奈良・・・・ 1.1~1.3%減
和歌山・・・・・・・・・ 4.4%減
和歌山が少し下落が大きいですが、その他は少し下落程度でした。
皆さんのご自宅などはいかがでしょうか?
国税庁のHPでは、3年分が年度ごとに調べれるようになっております。
確認してみてはいかがでしょうか??
国税庁HP
↓↓↓
税理士 小谷 昇